ニートには「働け」ではなく、
あなたのような人でも生きていけるんだという社会を作りたい。
先ず隗より始めよ、と言うけれど、
ニートを養うことができない国家が、
どうしてそれより弱い障害、老齢、幼児などの
社会的な弱者が安心して養ってもらうことができるのだろう。
ニートは社会サービスのフリーライダーではあるものの、
フリーライド以外の迷惑をかけていないなら、
他者が干渉するほどの悪いことがあるのだろうか。
他方で、もし無産者が資産家でも、同じことを言うだろうか。
指導者が考えることは、いかに国を豊かにするか、ということだろう。
働く能力がある人には、働いてもらおうというのは、
全体最適化としては当然だろうが、
権力を持った者の傲慢でもあると思う。