どうでもいい人に大事にされたいか
こんな議論がありました。
女性の人権を尊重したら、女性に優しくしたら、「草食男子」と見下されモテない
「人権尊重/優しくする → モテる/モテない」という命題は、
議論の中身と比べると非常に乱暴で、
ただスキャンダラスにしたいまとめ人の主観ですが、
この議論にはそれに関連して大事な視点が含まれていたと思います。
この議論の紛糾具合ははっきりいって、
口火を切った赤木さん?という人の言い方が悪いと思うのだが、
この人の意見を完結に述べるとこんな感じになるでしょう。
(私の曲解も少し入っているかも)
「モテる、ということは、その人が異性に対して高い魅力、
もしくは価値をもっているということです。
だけど、女性側は、“女性の人権”を大事にする男性
(女性への暴力をしないことや、
性的な話題やセクハラに関わることを避けるような)を、
性的な魅力が高い人とは捉えていない」
まぁ、ツッコミどころはたくさんあります。
異性としては魅力がなくても、人としては好きになるかもだし、
「女性への暴力を忌避することや、性的な話題を避ける」ことが“女性の人権”を尊重することになるのか?
という点など。
けれど、概念というものは、互いが尊重しあうことで意味を持ちます。
「人権」や「自由」という概念がありませんでした(少なくとも明確には)。
だからこそ人身売買(奴隷)が許されるなど、
今で言う人権侵害の事例には事欠かないような世界でした。
その時代のヨーロッパ人や日本人に私達の常識を説いたとしても、
例えば日本人がいきなり中東に放り出された以上の文化的断絶を感じるでしょう。
上で言うような「“女性の人権”を尊重」というのは、
明らかに女性に対するメリットです。
(悲しいこととして、そもそもこれはなされて当然のことなのだけど、
実際に女性への暴力も、性的な被害もなくなってはいない)
これだけそういった行動を違法にしても罰してもなくならないのは、
生物として男にそういう傾向性があるからでしょう。
なのに、男性側がひどく苦労をして自制を行っている中で、
女性側がそういった労力にちっとも価値を見出さないという現状。
ここがこの議論の大事なところですね。
あとの方で、赤木氏が
https://twitter.com/T_akagi/status/441673274649358336
「図らずとも、これは彼女(彼)たちにとっての「ジェンダー」が、相手にぶつけるための武器であって、決して人権概念ではないということを、如実に表している。」
と言っていますが、"自称フェミニスト"の方は、
自分の権利/利益拡大のためにフェミニズムを扱っているのではなく、
異物排除の道具(臭いオッサンだったり傲慢なオヤジだったり)に使っているという考察も間違ってないように思います。
一方で、女性が「優しい」男性を尊重しないのは当然で、
男性がそんな苦労しているなんて女性には(身体的に)理解できないですからね~。
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https://twitter.com/koba31okm/status/441721825060343808
「女ならかなりブスでもパッとしない男に優しくすればかなりモテるから逆というのはないんですよね。男女は非対称なのよ。」
「女性が優しい」というのは、家庭に入ってもらう上で非常に重視されることですしね。
→ここでその対応を取るなら、「男性に稼ぐ力がある」ことになるでしょう。
現実に、それならブサイク/ブスでも結婚相手として魅力がアップしてそう。
https://twitter.com/koba31okm/status/441605702675480576
「女はDQNが好き」という命題が偽であっても、「キモオタが女性に優しかろうと厳しかろうとDQNよりもモテない」というのは偽ではないよね。つまり、「そういうこと言ってるからモテないんだよw」というのは偽
https://twitter.com/koba31okm/status/441606437035204608
「俺たちは女性を尊重するインセンティブを与えられていない。」という彼らの感覚は別に間違ってはいない。DQNうんぬんはあんまり関係ないかもしれないけどね。
そうそう、「そういうこと言ってるからモテないんだよw」というのは侮蔑の言葉であって議論ではないですよね。「女性に優しい」ということが、男性にとっ てメリットに乏しい行動になっても、女性側はいいのか?と思います。そもそもの話として、男女ともにある一定以下の見た目の方は異性としての視野に入って いない可能性があるという悲しい現実がありますが。